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また、同じ時期に、コンポステラに出席した学生の集まりがマドリッドである。 行ってみると、セゴビアが居ておどろく。 僕がソルの「魔笛」を弾き終えると、ギターをかかえテーマの部分を世にも美しい音でかろやかに弾き始め、 「大きな音で弾けばよいというものではないよ」とアドバイスして下さる。
1965年のひと夏、スペインの最南端プンタ・ウンブリーアという半島で、イエペス先生にレッスンを受ける。 また、ちょうど同じ時期日本からいらしていた中川先生と一緒に行動を共にする。 先生の家は海の前に面しており、レッスンは海が見えるテラスで受ける。 レッスンが終わると奥様がいれて下さる濃いコーヒーを飲みながら、スペインの強いタバコを美味しそうにくゆらせていた先生が印象的だった。 先生はいつもレッスンの時まで子供が遊んでいるように楽しそうに、いろいろな弾き方を教えて下さった。 ギターのさまざまな可能性を教えて下さった。
また、この時期イエペス先生が演奏旅行でいない時、ピアニストの岩崎洋先生に演奏のさまざまな表現法を教わり、本当に良いアドバイスをたくさんいただいた。
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